セラミドは、肌の健康や見た目印象を大きく左右する成分です。
セラミドが充実して整っていれば、肌のバリア機能が働き、
肌の水分を蒸発させにくくするので、刺激に負けにくい健康的な素肌と、
みずみずしさやハリのある素肌を手に入れることができます。
逆に、セラミドが減ってしまうと、
肌のバリア機能が弱まり、乾燥や敏感肌、年齢肌悩みを招く原因になります。
今回は、セラミドを減らしてしまう代表的な原因を4つご紹介しますね。
セラミドを減らしてしまう原因を4つ
1.加齢
セラミドは年齢を重ねるほど減少し、10代が100とすると、30歳前後から減少が目立ち始め、40代では40%減少、50代では半減してしまうと言われています。
若々しい肌を保つには、「セラミド配合」スキンケアでセラミドを補っていくと良いですね。
→リンク★セラミドスキンケア、効果があるかチェックすべき項目3点
2.睡眠不足
セラミドを効率的に作るには、「ターンオーバー」というお肌の生まれ変わり周期も大切です。
ターンオーバーは早すぎても遅すぎても良くありません。
正常なターンオーバーは個人差がありますが、28日~40日程度といわれています。
ターンオーバーが異常になる代表的な原因として、「睡眠不足」が挙げられます。
お仕事や家事などで忙しい方も、できるだけ意識して、十分で安定した睡眠を心がけていただくと、心身の健康とともに、美容にも効果を期待できますよ。
私のターンオーバーは正常?チェックポイント
・刺激を感じやすい、赤み・かゆみが出やすい
→ターンオーバーが早まっている可能性があります。
ターンオーバーが早いと、未熟な細胞が肌の表面に押し上げられ、バリア機能はもろくなり、
ちょっとした刺激にも負けやすくなります。
・肌が硬く、ガサガサしている
→ターンオーバーが早まっている可能性があります。
ターンオーバーが早まると、バリア機能がうまく働かず肌を守ろうと皮脂が多く分泌します。乾燥するのにべたつくインナードライ肌の状態です。
ここで、あれ?ガサガサ肌はターンオーバーが遅いんじゃないの?と思われた方もいるかもしれません。
実は、適切なクレンジングや洗顔をしている限り、ターンオーバーが遅いということは非常に稀なようです。
ポーラのアペックスiの500万人もの角質データからも、検出されるのは生きた細胞(有核細胞)のみで、ターンオーバーが遅い人は現在も検出されていないとのこと。そしてビューティサイエンティスト岡部さんからも、ターンオーバーが遅い人はまだ検出されていないと報告を受けています。
ターンーバーの真実より引用
3.食事
「体は食べたものから作られる」
セラミドもセラミドを助ける働きも、食べたものから作られています。
セラミドを減らす食事は「リノール酸」を多く含む食品です。
リノール酸は、オメガ6系脂肪酸で体内では作れないため食事からとることが大事な油ですが、実は、現代人は普段の食事でリノール酸をとりすぎているケースが多いようです。
リノール酸を含む食品
・紅花油、大豆油、コーン油といった植物油。サラダ油はこれらの植物油を加工し精製したものです。
4.間違ったお手入れ
① 洗顔、クレンジング
セラミドに限らず、多くの肌トラブルの原因として洗顔やクレンジングの方法が挙げられます。
強い洗浄力のものを使っている、
ごしごし洗いや洗顔の時間が長い場合は、
セラミドを含む大事な成分まで洗い流してしまっていることも。
ファンデーションが重めだから、しっかり洗いたい!という方は、
ミルクタイプかクリームタイプの洗顔料を使ってぬるま湯で洗うのがおススメです。
お湯は天然の界面活性剤です。優しい洗顔料でもお湯の力を借りて洗浄力をアップすることができます。熱いお湯には気を付けてくださいね。
② 化粧水のつけすぎ
お風呂やプールに長くいると皮膚がふやけてくるように、化粧水のつけすぎも肌をふやけさせてしまいます。
ふやけた肌は、バリア機能をゆるませ、セラミドや細胞がはがれやすくなっています。
多くの方が、たっぷり化粧水に慣れてしまっているようです。過ぎたるは及ばざるがごとし、ですね。
この記事へのコメントはありません。