今使っている油は敏感肌や体調不良、肥満を改善する?悪化させる?
肌荒れがなかなか治らない、敏感肌になった、体調不良、なかなか痩せない・・・。
そんなお悩みを抱えているなら、もしかしたらある食事のせいかもしれません。
3大栄養素の一つである「脂質」。
37兆個ある細胞を包む膜のほとんどが実は油でできています。
油は体内でとても重要な役割を果たしているんですね。
必須脂肪酸と呼ばれる油は、体内では作ることができないので食事から取り入れる必要があります。
必須脂肪酸には、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸がありますが、この2つの脂肪酸は摂取のバランスが大切です。
現代の食事は、なたね油、大豆油、コーン油、ごま油、紅花油等のオメガ6油が多く含まれ、過剰摂取になりやすいと言われています。
このオメガ6油の摂りすぎは、実は炎症の「火付け」油でありることが、最近の研究で分かりました。
つまり、オメガ6油は、肌荒れ、敏感肌、体調不良、肥満等の原因になるということです。
「オメガ6が含まれている油は植物性なのに体に悪いの?」
植物油と聞くとヘルシーなイメージがありますね。
実際、悪玉コレステロールを下げる効果がありますが、同時に善玉コレステロールも下げると最近の研究で分かっています。
善玉コレステロールは血管についた悪玉コレステロールを掃除する役割があります。
炎症は、痛みや赤み、腫れ等の異常があればすぐにわかりますが、様々な不調は炎症が慢性化した状態で目には見えません。
ですが細胞レベルでは、「慢性炎症」が皮膚に起これば、肌荒れ、敏感肌、アトピー、
脳に起これば、自律神経のバランスを崩し、疲れやすくなったり、アルツハイマ―に、
脂肪細胞に起これば、肥満、痩せにくい、と、その発生場所によって様々な不調を起こすのです。
では、炎症を鎮める「火消し」油についてご説明します。
オメガ6と同じ必須脂肪酸であるオメガ3です。
オメガ3脂肪酸に含まれるEPA・DHAは炎症を鎮める効果があると言われています。
現代的な食事から摂りづらくなった面もあり、意識して摂っていく必要があります。
でも、摂り方は簡単です。
EPA・DHAを豊富に含む「お魚」をメインにすると良いですし
オメガ3を含む、アマニ油、エゴマ油を使うのも良いですね。
ただオメガ3は、熱に大変弱く酸化しやすいので、できるだけ生の状態で食べるようにすると良いでしょう。
サラダや納豆にかけても美味しく召し上がれますよ。
毎日スプーン1杯のオメガ3を摂れると良いですね。
オリーブオイルはどうなのか?というご質問もいただきますが、オリーブオイルはオメガ9脂肪酸に分類され、体内でも合成できます。
熱に強く、酸化しづらいので料理をする際にちょうど良いのです。
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