ですが、肌の老化はもっと早く始まっているんですよ。
肌荒れを修復するには成長ホルモン
日々受けたダメージを修復し、体の機能を正常に保ってターンオーバーを促す「成長ホルモン」。
体が疲れたり、体に傷を受けた時に回復の手伝いをする働きがあります。
成長ホルモンは20歳以降減少し始めます。
ツヤ、ハリ、みずみずしい肌を作るエストロゲン
潤いやハリ、血色のあるお肌を作りだし、別名美肌ホルモンと言われる「エストロゲン」は25歳前後でピークに達します。
その後の分泌量は下り坂を辿ります。
ホルモンが低下することで、肌の健康になろう、美しくなろうという底力に力が入らない状態になります。
お肌の潤いを保つ役割をする皮脂膜を作る皮脂腺や汗腺が衰え、角質内の潤いを保つ働きをする天然保湿因子(NMF)や、お肌を刺激から守る役割をするバリア機能を作る細胞間脂質のセラミドも減少します。皮膚の機能低下で肌が委縮し、細胞数が少なくなることで皮膚が薄くなり、肌老化が結果的に乾燥肌を招く原因になっています。
成長ホルモンを促す日常ケア
睡眠
赤みや、ニキビなどの肌荒れは、お肌に”傷”を受けている状態です。
この傷を治したり、ターンオーバーを正常化してシミの原因になるメラニンを排出するサポートをするのが成長ホルモンです。眠りについて5時間後あたりから、体を修復する「成長ホルモン」が分泌され始めます。
人によって分泌が始まる時間に差があるので、5~7時間は寝るようにするとお肌に良いですね。
毎日決まった時間に寝ることは、体が成長ホルモンの分泌のリズムを覚えやすくなるので、体にとってより効果的な良質な睡眠になります。
運動
負荷をかけての筋肉トレーニングも成長ホルモンの分泌を促します。
筋肉に刺激を与えると筋肉が鍛えられる過程で、筋肉の修復が行われ、その時に成長ホルモンが分泌されます。また血流が良くなり代謝が上がることで食事から取り入れた栄養素を体のすみずみまで運ぶことができます。汗をかくことでデトックスにもなり、美肌にとって運動は、素晴らしい効果をもたらしてくれます。
老化原因はホルモン低下以外に、紫外線などの環境ダメージや、酸素を吸ってエネルギーを作るたびに発生する活性酸素による酸化によって老化する説があります。
活性酸素は、お肌の潤い、ハリ・艶を担うコラーゲンやエラスチンを破壊します。また活性酸素から身を守ろうと、メラニンを産生します。これがシミやくすみの原因なのです。
活性酸素から身を守る日常ケア
酸化対策として、①酸化を促すものを採らない②抗酸化食品を採る③抗酸化効果のある化粧品でのケア、のアプローチがあります。
酸化を促すものとは?
・油脂類で空気に触れ、高熱にさらされているものに気を付けましょう。
揚げ物、アルミパックに入ったお菓子類は酸化を気を付けるなら控えましょう。
カップラーメン、ポテトチップスが代表的なものです。
・添加物を多く含む食べ物に気を付けましょう。
スーパーやコンビニで売っているすぐ食べられるもの、ハムやベーコン、練り製品には、酸化防止剤や保存料、化学調味料といった添加物を多く含んでいます。
これらは毒素をろ過する肝臓に負担をかけるだけでなく、活性酸素が増える原因になります。
・動物性脂質、トランス脂肪酸に気を付けましょう。
豚、牛、鶏はヒトより体温が高いため、脂肪の融点が高く、ヒトがこれらの脂肪を取り入れると脂肪が固まり血中に流れ込みます。
これが血管を詰まらせたり、むくんだり、肌の老化を引き起こします。
トランス脂肪酸は人工的な油です。ニキビの原因になり、皮脂が増えすぎることで肌が酸化し老化を招きます。
またトランス脂肪酸には、紫外線を浴びたときのよる細胞ダメージを増やす働きがあるので、お肌の老化が加速します。
抗酸化食品とは?
活性酸素と化学反応を起こし、体を傷付けないようにする働きを持つ「抗酸化物質」。
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールやカロテノイド等が食品に含まれる代表的な抗酸化物質です。
手軽に採れるビタミンCとして糖質が少ないブロッコリーやパプリカ
ビタミンEではアボカドやアーモンド
ポリフェノールは、ブルーベリーやいちご等のベリー系
カロテノイドは緑黄色野菜、鮭等がおススメです。
抗酸化化粧品とは?
抗酸化物質の成分を含んだ化粧品を選ぶと良いでしょう。
薬事法による表示の制限を受けるので「抗酸化化粧品」と打って出る化粧品がないので、ご自身で見分ける必要があります。
成分に「ビタミンC」「トコフェロール(ビタミンE)」、また「還元物質」と紹介されている化粧品が抗酸化化粧品になります。
そして、活性酸素説以外にも老化の大きな原因と言われるミトコンドリア説があります。
細胞内のミトコンドリアという、小さな器官がエネルギーを生産するときに活性酸素を生み周りの細胞を傷つけることによるもの、またミトコンドリア自体の死滅によるものがありミトコンドリア自体を元気にる食品はαリポ酸(アルファリポ酸)を含む食品ですが、食事で補い辛い成分ですので、細胞を元気にするビタミンB群を積極的に採ると良いでしょう。
ラミドラボーテ企画担当者が以上の日常ケアを行った美肌活の結果のお肌状態の変化は▼こちらから▼ご覧いただけます。
美肌活のご報告
参考文献
Linking diet to acne metabolomics, inflammation, and comedogenesis: an update.
Trans fat supplementation increases UV-radiation-induced oxidative damage on skin of mice.
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